オスグット・シュラッター病は小学生高学年から中学生の子供によくみられる成長期の膝の痛みです。
サッカー、陸上、バスケットボール、バドミントン、バレーボールなど、下半身を使う競技の選手にはよくみられます。
膝のお皿の下5センチくらいの場所(脛骨粗面)に痛みや腫れがみられ、ひどいと骨が隆起してきます。人によって痛みの程度は様々ですが、足に体重をかけたり、屈伸をしたり、階段の上り下りなどで痛みが出ます。
オスグット・シュラッター病で痛くなる部位は、脛骨粗面と呼ばれここにはモモの前にある大腿四頭筋が膝のお皿を介して膝蓋靭帯となり付着しています。したがって、モモの前の筋肉を収縮させると脛骨粗面はけん引されます。
成長期の子供の身体が大きくなる時、まず骨が伸びます。その時に筋肉はまだ伸びていませんので脛骨粗面にかかるけん引ストレスが増大します。
そして、子供の骨は柔らかくまだ骨端線と呼ばれる部分があり、その部分が筋肉の力で引っ張られるので骨が隆起したりひどいと骨が剥離し痛みが出ます。
オスグット・シュラッター病の治療は、まずその部位の炎症や痛みを軽減させること、そして患部に負担をかけないことです。
痛み、腫れ、熱感が強く、膝の曲げ伸ばしが困難な時は炎症が強いと思われるので、運動は中止し遠征を保つ必要があります。
炎症が強い時期を過ぎると、痛みも落ち着いてきますので、様子を見ながら運動を行うと良いです。
成長痛は運動を休むと痛みが治まるが、再開するとまた痛み出すケースも多くみられます。
身体が成長している時期は痛みが出やすい時期でもあります。
また、運動を休めば膝への負担が減るため痛みが治まってきますが、姿勢や身体の使い方によって膝に負担が増していることもあります。このような場合は、負担の原因を取り除かなければ運動を再開したときに痛みが出やすいです。
その原因の多くは足の着き方や膝に負担をかける動き方にあります。平地を歩行しているときに膝には、体重の約3倍の荷重がかかるといわれています。体重が50キロの人は150キロの力がかかっていることになります。スポーツをしてる時に走ったりジャンプ動作を行えばさらに負担がかかります。
この負担を少しでも軽くするためには、足を正しい位置で着くことや股関節や上半身をうまく使い力を分散させるとよいです。
姿勢も膝に負担をかける原因となります。
猫背の人は骨盤が後ろに倒れ膝で体重を支える姿勢になりやすいです。
反対に姿勢が良ければ背中で上半身のバランスを保ち、股関節に体重をかけれますので、膝への負担が減ります。
予防や自分で日ごろから行っておいたほうが良いことは、ストレッチングで筋肉の柔軟性を高めておくことです。
ストレッチングはモモの前、モモの後ろ、ふくらはぎを行うとよいです。症状が強く出ているときは、モモの前を伸ばすと痛みが出やすいので、膝に痛みが出ない程度にしておきましょう。
このような成長痛は痛みとうまく付き合いながらスポーツ活動を行う必要があります。痛みを感じない時でも、運動前後に自分で押した痛み、腫れ、熱感をチェックしましょう。この症状が強くなってくるようでしたら危険信号なので、運動量や負荷を調整したり、ケアを増やしましょう。
コルポサーノでは成長痛に対して、痛みの軽減を目的として患部の状態をチェックし施術をいたします。またそれと同時に負担をかけない動作の習得、予防の方面からアプローチし、自宅でもできるセルフケアもご指導いたします。
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